搾乳の仕事について
わんこそば。今日は私の仕事のひとつ、酪農について話したいと思います。
酪農といってもいろいろあると思いますが、私は搾乳(さくにゅう)、乳搾りの仕事をしてます。
旦那は搾乳に入ったり、牛の世話をしたり、掃除をしたり、他の仕事もいろいろしてますが、、私は主に搾乳のみやってます。
なのでここでは搾乳についての話になります。
搾乳は午前、午後の1日2回同じ牛たちを絞ります。パーラー室(搾乳するところ)で今は両側16頭ずつ牛を入れて絞っています。
一人の担当はだいたい両側4頭ずつの8頭です。16頭終わったら次の16頭を入れて絞る。それを何回も繰り返します。
うちには乳を絞る牛が全部で250頭くらいいます。だいたい全部で3時間くらいで1回の搾乳が終わります。
絞るといっても全部手で絞るわけじゃなくて、ミルカーという機械をつかっているので、そんなに大変ではないです。。と、言っても大変ですが(笑)
ただ絞るだけじゃなくて、乳の病気の牛を見極めたり、治療したり、汚れた乳が混ざらないように綺麗にしたり、いろいろと気をつかうこともあります。
搾乳中はかなり集中力が必要になってきますね。
例えば、間違えて病気の牛の乳を混ぜてしまうと、もうその日に取った牛乳はすべて廃棄しなくてはならず、売り物になりません。間違えないようにするのが一番神経を使います。。幸い私は間違えそうになっても間違ったことは今の所ないのですが、、怖いです^^;
他にも牛がいつミルカーを蹴り落とさないか、とか、次の牛はちゃんと入ってきているか、とか、気をつけることはいろいろあります。
でもまぁ、下に書く基本ができてればなんとかなりますw以外と楽しいことも多いですよ。
こっから本題というか書きたかったものですw
うちに仕事に来た人たちにもっとわかりやすく予習復習できるようなマニュアルがあれば搾乳も少しはスムーズに覚えてくれるかな?と思って搾乳の仕方の手引きを作ったんです。
他のホームページなどを検索して参考にしてみたんですが、どこも専門用語とかちょっと硬い難しい言葉で書かれていて、初めて搾乳をする人にはわかりにくいなぁと思ったんですよね。だから、もっとわかりやすく、私の言葉で、さらにうちの搾乳のやり方にばっちり沿ったマニュアルを作ろうと思ったんです。
搾乳初心者の私が作ったので初心者でもばっちりなものになったと思います。
ただ、実際の写真などが無く、文字だけなのでイメージできないものが多々あると思います^^;今後写真なども載せれそうなら追記したいと思います…すみません><
もともと実際やってみて、その復習ができるようにと思っていたので写真は不要と判断してます。。わかりにくい部分はコメントでもメールでもいいので質問してください!なるべく答えていきたいと思います。
全文のコピペをここに載せます。
搾乳の手順について
①まずは牛を入れる。
「はい」「入れ」「ほれ」とか好きな掛け声をかけながら、牛が入らず止まってるときは牛の脚を叩いて入れる。
顔や手を牛の前や脚の下のほうなどに出すと危ないので十分気をつけること。
待機室で棒(ぼっこ)を使うときは牛のお尻の上の方を叩くようにする。乳は叩かないこと。
②足元を流す。
水で足元の汚れを流す。自分の担当分の範囲の牛の足元が汚れていたら流してきれいにする。
あとでミルカーをかけるときや、ミルカーを途中で落とされたときに汚れを吸わないようにするため。
③先しぼりを5回する。泡をつける。
まず最初のステップです。これができるとやっと搾乳のスタート地点に立つというくらい重要なポイントです。
正しい先しぼりをしましょう。人差し指と親指で上の方を軽く持ち、人差し指から中指、薬指、小指へと順番に力を入れます。
あまり力を入れすぎないで、乳をひっぱらないこと。優しく、必ず5回しぼってください。
このとき、乳の色が(血が混じったピンクや黄色っぽい色や色が無く透明であるなど)おかしくないか、ブツ(ぶつぶつした白い塊のようなもの)が出ていないかどうかなどを確認して、何かあれば報告すること。
先しぼりは先に残った古い乳を出す目的とブツなどの確認の目的、このあと乳がでやすく誘導する目的などがあります。
青、緑、赤のテープが脚に巻いてある牛がいます。それぞれ巻いてある脚の青テープは前乳、緑テープは後ろ乳が悪い牛です。テープの印がある乳はしぼらないでそのままでいいです。
赤テープは病気の牛か、生まれた牛、脚の悪い牛で、病気の牛は先しぼりはしません。
病気の牛はタオルをお湯で濡らして拭きます。テープの牛は間違えてしぼらないようによく注意してください。
先しぼりができたら泡をつけます。泡の容器は振ってから軽く何度か押すと泡がでやすいです。
④タオルで拭く。
泡をつけた乳をきれいに拭きます。一頭につきタオル一枚を使います。汚い場合は二枚でもいいです。なるべく一枚で綺麗な面を返しながらうまく拭いていくほうが効率がいいです。
特に乳頭の先(乳がでる部分)を綺麗に拭きます。一本を2〜3回拭くぐらいで綺麗になると良いですが、汚れがひどい場合はもう一度泡をつけて少し置いてから拭くといいでしょう。何度も拭きすぎると乳が痛むのでほどほどに。
⑤ミルカーをかける。
一番最初はかける前にミルカーを取り出すと思いますが、そのときロゴとマークがずれていないか確認してください。(どこのマークかは実際見る)マークがずれていると、ライナーがねじれてうまく牛乳を吸わなくなってしまいます。
まずは落ち着いて、牛の脚をみること。青、緑、赤のテープがついていないか確認する。三本乳やバケットの牛をかけるようになるまでは絶対にテープの牛をかけないこと。間違えてかけるとすべての牛乳が悪くなってしまい、破棄することになれば罰金もあるため、十分気をつけること。もし間違えてかけてしまった場合もちゃんと報告すること。
テープが無いことを確認したら、ミルカーを持ち、自動ボタンを押してミルカーをかける。
前乳から順番に空気を吸わないように注意しながらかける。ライナーを折って乳の真下まで持っていき、直前で伸ばして吸わせてかける。空気を吸いすぎると空気中のゴミなど汚れを吸ってしまうので極力空気を吸わせないように。
乳の下で吸わせてかける時は音がしたほうがいいので、(かけるときに乳が折れ曲がってかかっていないか、音を聞いたほうがわかりやすい、気づきやすいため)吸わせる瞬間だけ音がするのが理想的です。
(午後のみ)
午後は牛の足を洗います。後ろ脚の足の裏というか、爪の間の部分を中心に汚れをお湯で流してください。
⑥デッピング(ディッピング)をつける。
ミルカーがはずれたらデッピングをつけます。まだ乳が張っている牛がいたらもう一度ミルカーをかけます。
もう一度かけるかどうか判断が難しい場合は誰かに聞いてからデッピングをしましょう。
デッピングはなるべくたっぷり、滴るくらいに。乳の穴がふさがるまで時間がかかるのでその間に汚れが侵入しにくくするため、デッピングが少し滴るくらいついているほうがいいです。デッピングの容器の真ん中をぐっと押すと出ます。
⑦ミルカーを洗う。
ミルカーが汚れているのでお湯で洗います。手前に引きながら、お湯はなるべく上からかけて、せっかくつけたデッピングを落とさないように。洗った後はタオルで拭きます。特に吸い口部分を綺麗に。
牛を入れてる途中や、入ってからたれたときなど、汚れたらもう一度洗う。
⑧床を流す。
牛が出たら(牛がいたところの)床を流します。デッピングとか、汚れが残っているのでそれを水で前に流す。
牛が出口ゲートより向こう側に行くように残っている牛がいたら叩いたり、足元を流したりして動かす。
次の牛が入ってきたら水を流すのをやめる。(前で水を流していると牛が止まってしまうので)
ゲートの開け閉めをするときは牛がゲートにはさまれないように注意する。出口ゲートを開ける際は「出していいか」を聞くのと、聞かれたら大きい声で答えるようにすること。開ける列のすべての牛にデッピングがついていることを
確認してから出口ゲートを開ける。出口ゲートを下げてから入り口ゲートを開ける。牛を入れ終わったら入り口ゲートを閉めるのも忘れずに。終わった牛や違う群の牛が混ざらないように注意する。
⑨終わったら、ミルカーをしまう。
終わった後ミルカーをしまいます。先にお湯で流して汚れをある程度落として、しまう場所も流してからしまいます。
ホースがねじれていないか確認して正しい向きでしまいましょう。しまったらミルカーを洗います。
こびりついた汚れがあるので、手でこすって落としましょう。ホース部分も手でなでるようにしてしっかりとお湯で流す。
まだしまってないミルカーがある場合はしまうのを優先してください。(全部しまっていないと電源を切れないので早く終われない)
覚えることはまだまだたくさんあります。ここに書いたのは基本的なこととちょっとしたアドバイスです。まずはこれを完璧にできるように。
疑問に思ったこと、わからないことがあればなんでも質問してください♪
北海道の方言豆知識。搾乳中によく使われる方言をまとめました。
・三本乳の牛をかけるときなどに使うオレンジのキャップは「つっぺ」と呼んでいます。方言で「栓」とか「フタ」の意味。
・「牛をぼってって」というのは牛を追ってって、追いかけて連れてく意味です。
・「牛乳なげて」なげるというのは捨てるという意味です。しぼってなげて、といわれたら手しぼりで言われた乳をなげる。
・「ぼっこ」ぼっこは棒のこと。牛を叩くのに使う黒い棒。
・「わや」どうしようもなくひどいこと。もうわやだ。→もうどうしようもない。(牛のうんこまみれになった)みたいな。
搾乳のやり方はそれぞれの牧場によって少し違うので、どこもそうでは無いんですが、基本はほとんど一緒だと思うので、他の牧場で働いている人にも役に立てばいいなぁと思い、ここに公開しようと決めました!
少し違うところは直して使ってもらえたらいいなぁ…というわけでA4二枚にまとまるaiデータかpdfデータでよろしければメールで送れます。raincandys★yahoo.co.jp(★→@)までご相談ください。
A4二枚にまとまるjpgデータは追記で下に載せます。
これから搾乳の仕事をしてみたいなぁって人や、働きに来た人に教えるとき、酪農の仕事をしている人など、ご自由にお役立てください。
それでは、この記事が少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです^^
酪農といってもいろいろあると思いますが、私は搾乳(さくにゅう)、乳搾りの仕事をしてます。
旦那は搾乳に入ったり、牛の世話をしたり、掃除をしたり、他の仕事もいろいろしてますが、、私は主に搾乳のみやってます。
なのでここでは搾乳についての話になります。
搾乳は午前、午後の1日2回同じ牛たちを絞ります。パーラー室(搾乳するところ)で今は両側16頭ずつ牛を入れて絞っています。
一人の担当はだいたい両側4頭ずつの8頭です。16頭終わったら次の16頭を入れて絞る。それを何回も繰り返します。
うちには乳を絞る牛が全部で250頭くらいいます。だいたい全部で3時間くらいで1回の搾乳が終わります。
絞るといっても全部手で絞るわけじゃなくて、ミルカーという機械をつかっているので、そんなに大変ではないです。。と、言っても大変ですが(笑)
ただ絞るだけじゃなくて、乳の病気の牛を見極めたり、治療したり、汚れた乳が混ざらないように綺麗にしたり、いろいろと気をつかうこともあります。
搾乳中はかなり集中力が必要になってきますね。
例えば、間違えて病気の牛の乳を混ぜてしまうと、もうその日に取った牛乳はすべて廃棄しなくてはならず、売り物になりません。間違えないようにするのが一番神経を使います。。幸い私は間違えそうになっても間違ったことは今の所ないのですが、、怖いです^^;
他にも牛がいつミルカーを蹴り落とさないか、とか、次の牛はちゃんと入ってきているか、とか、気をつけることはいろいろあります。
でもまぁ、下に書く基本ができてればなんとかなりますw以外と楽しいことも多いですよ。
こっから本題というか書きたかったものですw
うちに仕事に来た人たちにもっとわかりやすく予習復習できるようなマニュアルがあれば搾乳も少しはスムーズに覚えてくれるかな?と思って搾乳の仕方の手引きを作ったんです。
他のホームページなどを検索して参考にしてみたんですが、どこも専門用語とかちょっと硬い難しい言葉で書かれていて、初めて搾乳をする人にはわかりにくいなぁと思ったんですよね。だから、もっとわかりやすく、私の言葉で、さらにうちの搾乳のやり方にばっちり沿ったマニュアルを作ろうと思ったんです。
搾乳初心者の私が作ったので初心者でもばっちりなものになったと思います。
ただ、実際の写真などが無く、文字だけなのでイメージできないものが多々あると思います^^;今後写真なども載せれそうなら追記したいと思います…すみません><
もともと実際やってみて、その復習ができるようにと思っていたので写真は不要と判断してます。。わかりにくい部分はコメントでもメールでもいいので質問してください!なるべく答えていきたいと思います。
全文のコピペをここに載せます。
搾乳の手順について
①まずは牛を入れる。
「はい」「入れ」「ほれ」とか好きな掛け声をかけながら、牛が入らず止まってるときは牛の脚を叩いて入れる。
顔や手を牛の前や脚の下のほうなどに出すと危ないので十分気をつけること。
待機室で棒(ぼっこ)を使うときは牛のお尻の上の方を叩くようにする。乳は叩かないこと。
②足元を流す。
水で足元の汚れを流す。自分の担当分の範囲の牛の足元が汚れていたら流してきれいにする。
あとでミルカーをかけるときや、ミルカーを途中で落とされたときに汚れを吸わないようにするため。
③先しぼりを5回する。泡をつける。
まず最初のステップです。これができるとやっと搾乳のスタート地点に立つというくらい重要なポイントです。
正しい先しぼりをしましょう。人差し指と親指で上の方を軽く持ち、人差し指から中指、薬指、小指へと順番に力を入れます。
あまり力を入れすぎないで、乳をひっぱらないこと。優しく、必ず5回しぼってください。
このとき、乳の色が(血が混じったピンクや黄色っぽい色や色が無く透明であるなど)おかしくないか、ブツ(ぶつぶつした白い塊のようなもの)が出ていないかどうかなどを確認して、何かあれば報告すること。
先しぼりは先に残った古い乳を出す目的とブツなどの確認の目的、このあと乳がでやすく誘導する目的などがあります。
青、緑、赤のテープが脚に巻いてある牛がいます。それぞれ巻いてある脚の青テープは前乳、緑テープは後ろ乳が悪い牛です。テープの印がある乳はしぼらないでそのままでいいです。
赤テープは病気の牛か、生まれた牛、脚の悪い牛で、病気の牛は先しぼりはしません。
病気の牛はタオルをお湯で濡らして拭きます。テープの牛は間違えてしぼらないようによく注意してください。
先しぼりができたら泡をつけます。泡の容器は振ってから軽く何度か押すと泡がでやすいです。
④タオルで拭く。
泡をつけた乳をきれいに拭きます。一頭につきタオル一枚を使います。汚い場合は二枚でもいいです。なるべく一枚で綺麗な面を返しながらうまく拭いていくほうが効率がいいです。
特に乳頭の先(乳がでる部分)を綺麗に拭きます。一本を2〜3回拭くぐらいで綺麗になると良いですが、汚れがひどい場合はもう一度泡をつけて少し置いてから拭くといいでしょう。何度も拭きすぎると乳が痛むのでほどほどに。
⑤ミルカーをかける。
一番最初はかける前にミルカーを取り出すと思いますが、そのときロゴとマークがずれていないか確認してください。(どこのマークかは実際見る)マークがずれていると、ライナーがねじれてうまく牛乳を吸わなくなってしまいます。
まずは落ち着いて、牛の脚をみること。青、緑、赤のテープがついていないか確認する。三本乳やバケットの牛をかけるようになるまでは絶対にテープの牛をかけないこと。間違えてかけるとすべての牛乳が悪くなってしまい、破棄することになれば罰金もあるため、十分気をつけること。もし間違えてかけてしまった場合もちゃんと報告すること。
テープが無いことを確認したら、ミルカーを持ち、自動ボタンを押してミルカーをかける。
前乳から順番に空気を吸わないように注意しながらかける。ライナーを折って乳の真下まで持っていき、直前で伸ばして吸わせてかける。空気を吸いすぎると空気中のゴミなど汚れを吸ってしまうので極力空気を吸わせないように。
乳の下で吸わせてかける時は音がしたほうがいいので、(かけるときに乳が折れ曲がってかかっていないか、音を聞いたほうがわかりやすい、気づきやすいため)吸わせる瞬間だけ音がするのが理想的です。
(午後のみ)
午後は牛の足を洗います。後ろ脚の足の裏というか、爪の間の部分を中心に汚れをお湯で流してください。
⑥デッピング(ディッピング)をつける。
ミルカーがはずれたらデッピングをつけます。まだ乳が張っている牛がいたらもう一度ミルカーをかけます。
もう一度かけるかどうか判断が難しい場合は誰かに聞いてからデッピングをしましょう。
デッピングはなるべくたっぷり、滴るくらいに。乳の穴がふさがるまで時間がかかるのでその間に汚れが侵入しにくくするため、デッピングが少し滴るくらいついているほうがいいです。デッピングの容器の真ん中をぐっと押すと出ます。
⑦ミルカーを洗う。
ミルカーが汚れているのでお湯で洗います。手前に引きながら、お湯はなるべく上からかけて、せっかくつけたデッピングを落とさないように。洗った後はタオルで拭きます。特に吸い口部分を綺麗に。
牛を入れてる途中や、入ってからたれたときなど、汚れたらもう一度洗う。
⑧床を流す。
牛が出たら(牛がいたところの)床を流します。デッピングとか、汚れが残っているのでそれを水で前に流す。
牛が出口ゲートより向こう側に行くように残っている牛がいたら叩いたり、足元を流したりして動かす。
次の牛が入ってきたら水を流すのをやめる。(前で水を流していると牛が止まってしまうので)
ゲートの開け閉めをするときは牛がゲートにはさまれないように注意する。出口ゲートを開ける際は「出していいか」を聞くのと、聞かれたら大きい声で答えるようにすること。開ける列のすべての牛にデッピングがついていることを
確認してから出口ゲートを開ける。出口ゲートを下げてから入り口ゲートを開ける。牛を入れ終わったら入り口ゲートを閉めるのも忘れずに。終わった牛や違う群の牛が混ざらないように注意する。
⑨終わったら、ミルカーをしまう。
終わった後ミルカーをしまいます。先にお湯で流して汚れをある程度落として、しまう場所も流してからしまいます。
ホースがねじれていないか確認して正しい向きでしまいましょう。しまったらミルカーを洗います。
こびりついた汚れがあるので、手でこすって落としましょう。ホース部分も手でなでるようにしてしっかりとお湯で流す。
まだしまってないミルカーがある場合はしまうのを優先してください。(全部しまっていないと電源を切れないので早く終われない)
覚えることはまだまだたくさんあります。ここに書いたのは基本的なこととちょっとしたアドバイスです。まずはこれを完璧にできるように。
疑問に思ったこと、わからないことがあればなんでも質問してください♪
北海道の方言豆知識。搾乳中によく使われる方言をまとめました。
・三本乳の牛をかけるときなどに使うオレンジのキャップは「つっぺ」と呼んでいます。方言で「栓」とか「フタ」の意味。
・「牛をぼってって」というのは牛を追ってって、追いかけて連れてく意味です。
・「牛乳なげて」なげるというのは捨てるという意味です。しぼってなげて、といわれたら手しぼりで言われた乳をなげる。
・「ぼっこ」ぼっこは棒のこと。牛を叩くのに使う黒い棒。
・「わや」どうしようもなくひどいこと。もうわやだ。→もうどうしようもない。(牛のうんこまみれになった)みたいな。
搾乳のやり方はそれぞれの牧場によって少し違うので、どこもそうでは無いんですが、基本はほとんど一緒だと思うので、他の牧場で働いている人にも役に立てばいいなぁと思い、ここに公開しようと決めました!
少し違うところは直して使ってもらえたらいいなぁ…というわけでA4二枚にまとまるaiデータかpdfデータでよろしければメールで送れます。raincandys★yahoo.co.jp(★→@)までご相談ください。
A4二枚にまとまるjpgデータは追記で下に載せます。
これから搾乳の仕事をしてみたいなぁって人や、働きに来た人に教えるとき、酪農の仕事をしている人など、ご自由にお役立てください。
それでは、この記事が少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです^^